<オリックス2-6日本ハム>◇26日◇スカイマーク
インフルエンザ禍に見舞われた日本ハムが10日ぶりの白星で、ようやく連敗を6で止めた。病み上がりの糸井嘉男外野手(28)は、ギンギンになった。「勝ったよ~!
勝ったよ~!」。裏声で、奇声を上げながらバスまでの帰路を闊歩(かっぽ)した。
勝利が一番の良薬だった。1点を追う2回、同点とし、なお2死一、二塁。田中が右中間へ2点二塁打を放った。4回には稲葉が左中間フェンス直撃の適時二塁打で、白星を引き寄せた。インフルエンザ感染5人を含む、コーチと選手計13人が離脱したが、フル稼働してきた若き選手会長とベテラン主将が、騒動に別れを告げた。
事態は離脱者の数字だけでは推し量れないほど、深刻だった。稲葉も平熱の範囲内だが、通常よりも高い36度9分の状態がずっと続いていた。「ダルいというか、体がね…。でも、この状況で休むとか言ってられないでしょ」と、黙って強行出場を続けてきた。主力野手がチームを離れていく状況を考え、口には出せなかった。体にムチを打って3番を張り続けた思いが、やっと報われた。
田中は隔離生活を送る選手へ連絡をし、状態を気遣ってきた。自らも20日楽天戦で右足首を痛めたが、志願出場を続けた。「いつかは連敗は止まると思ったけれど、いい形で止まった」。この日は2安打3打点。
梨田監督も周囲には「1週間が1カ月のように長く感じる」と漏らすほどだったが、「これでノッていけるような気がする」と再スタートに手応えを深めた。【高山通史】
[2009年8月27日9時6分
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