<中日2-5横浜>◇18日◇ナゴヤドーム

 走者を四球で出しては、抑える。イライラは笑いで切り替えた。5回裏2死一塁で、四球を出しピンチを広げた横浜スティーブン・ランドルフ投手(35)だが、それでも荒木を145キロ直球で中飛に仕留めた。7回1失点の4勝目。後半戦に移籍してきた左腕が、もうグリンの勝ち星を抜いてしまった。

 中日に強い。3戦登板でこの日の自責1のみ。中日キラーと問われ「そんなことは相手に言わないでくれ。いい打者がそろっているから集中して投げた結果だ」と挑発にとらえられることを嫌った。際どい球をボールと審判に宣告されていら立っていたが、一塁の佐伯に「いいことないぞ。笑え」とアドバイスを受け、歯を見せた。

 田代監督代行は「何とか踏ん張ってくれた。来年ね、期待大じゃない」と、再び来季契約続行へ太鼓判を押した。

 [2009年9月19日8時6分

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