CS第2ステージ前日の20日、原巨人が先発ローテーションを緊急再編した。5戦目の先発が有力視されていた久保裕也投手(29)がこの日、新型インフルエンザに感染したことが判明。初戦ゴンザレス、2戦目オビスポの先発は不動だが、3戦目以降を高橋尚-東野-内海と組み替えた。アクシデントをローテ再編で乗り越え、日本シリーズへの道を切り開く。

 「第5の男」が新型インフルエンザに屈し無念のリタイアだ。久保は18日、宮崎での教育リーグ戦で4回無失点と好投。中日との相性も良く、中6日で先発5番手入りが濃厚だった。だが帰京後の19日夜、38度台の発熱。20日に都内で診断を受け感染が確認された。

 東京ドーム全体練習中、原監督と尾花投手総合コーチが会談。久保の離脱を受け先発ローテ再編にすぐさま着手した。3戦目に、後半戦5連勝で好調のままシーズンを終えた高橋尚の起用を決めた。ベテラン左腕はこの日、両翼ポールからセンター方向へのダッシュを繰り返す登板3日前の調整メニューを消化した。4戦目は東野。この日のブルペンで首脳陣が最終チェックを行いGOサインが出た。先発投手でただ1人ローテを守り抜いた成長株に、勝負どころを託すことになりそうだ。

 シリーズ3戦目での先発が予想された内海は、5戦目に回ることが濃厚となった。軽め調整に終始した。大一番の経験豊富な内海が控えることで、仮に苦しい星取りで5戦目を迎えても心配は無用。左腕の柱が万全で待ち受ける。原監督は「(勝敗の行方は)神様でも分からない。しっかり準備し、シーズン中と変わりなく一戦必勝でやります。決められたルールのもと、正々堂々と戦う」と、インフルエンザ禍に動じることはなかった。泰然自若でライバルを迎え撃つ。【久保賢吾】

 [2009年10月21日9時20分

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