栗原Gグラブ賞「来季はサードで取る」
広島・栗原健太内野手(27)が、10日に発表された三井ゴールデングラブ賞で、セ・リーグの一塁手に2年連続で選出された。昨年は新井(阪神)とのダブル受賞だったが、今回はダントツでの単独受賞。野村新監督のもと、今秋季キャンプではサードへコンバートに挑戦中だが「来季はサードで取りたい」とポジションを変えての3年連続受賞に燃えている。
栗原の表情が自然とほころんだ。「(受賞は)うれしいですね。絶対に取りたいと思っていた賞ですから」。そう話すうちに、また笑みがこぼれた。守備の達人に贈られるゴールデングラブ賞。昨年は阪神・新井との同時受賞だったが、今回は有効投票者数225票のうち106票を集め、次点のブランコ(中日=28票)に78票の大差をつけてダントツで選出された。
同賞は、栗原自身がかねて「ベストナインよりも欲しい」と話していた賞。「昨年初めて取らせてもらって、守備ももっと頑張ろうと思ったし、そのために一生懸命守備練習にも取り組んできましたから」と並々ならぬ意欲を見せる。
一塁守備では、内野手からのショートバウンドの送球をいかにカバーするかに神経を使った。今春のキャンプでも、ショートバウンドの捕球練習を繰り返し行った。「一塁がカバーできれば、他の内野手も助かるわけですから」。今季はシーズン序盤に腰を痛めて全試合出場を逃し、打撃不振にも悩まされた。それだけに、シーズン後に努力が報われて喜びも倍増だ。
現在は、三塁転向へ向け格闘中だ。野村新監督の発案で、秋季練習から新たなポジションに挑んでいる。以前に経験したことのあるポジションだが、足の運びやスローイングなど一塁守備とは異なる部分が多く、戸惑うことも多い。「少しずつだけど、動きとかだいぶ思い出して来ました。でもまだまだ不安なところもあるし、試合でどうか…今度は逆に、一塁手が捕りやすいボールを投げなきゃいけませんね」と苦笑いしつつも「来季はサードでゴールデングラブ賞を取るように、もっともっと頑張って取り組みたい」と新たな目標に意欲をみなぎらせた。野村監督も「賞は励みになるし、来季、サードで取ってくれるとうれしいですね」と主砲兼守備の達人の働きを期待している。【高垣 誠】
[2009年11月11日11時20分 紙面から]
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