日本ハム梨田昌孝監督(56)が22日、野球人生初めての優勝パレードに酔いしれた。札幌市内の大通公園から歓楽街ススキノまでの約1キロを、オープンカー2台や2階建てのオープンバス1台、トラックなどに分乗。沿道に詰めかけた11万1000人(主催者の札幌市発表)に手を振り、あらためて感慨に浸った。携帯用カイロを背中に張るなど、防寒対策に準備万端だった梨田監督が「汗をかいたよ」というほど熱気を感じていた。

 約30分のパレードでは、色とりどりの紙吹雪に加え、小雪も舞った。北海道らしい自然の演出も、雰囲気を盛り上げた。同監督は主将の稲葉、選手会長の田中とともに先頭のオープンカーに乗り、感謝の思いを込めて、ファンの歓声に応えた。近鉄時代には1度も経験がないだけに「うれしいというか、喜びがあったね」と来季以降へ向けての発奮材料を得ていた。

 [2009年11月23日9時43分

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