阪神がトーマス・オマリー駐米スカウト(48)を解雇する方針を固めたことが26日、分かった。03年オフから契約を交わし、外国人補強ルートの強化を託したが、メンチやフォードら野手が結果を残せず、期待外れに終わった。球団首脳は「度重なる助っ人獲得の失敗がある。ショック療法です。例年は春のキャンプ中に契約を更新していたが、来年はしない方針になった」と明かした。まだ契約期間は残っているが、すでにスカウト活動は行っていないという。阪神は特に打者の外国人補強がうまくいかず、今季の4位という結果で“粛正人事”が下されることになった。

 オマリーは現役時代に阪神で4年間プレーし、引退後も特命コーチを務めた。明るい性格でファンの人気を集め、阪神電鉄のCMにも出演していた。

 [2009年11月27日11時44分

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