日本ハムからフリーエージェント(FA)宣言した藤井秀悟投手(32)が3日、都内ホテルで巨人と1回目の入団交渉を行った。具体的な条件提示はなかったが、次回8日の交渉が決定。他球団との交渉予定はなく、「巨人藤井」誕生が秒読み段階に入った。

 清武球団代表と約40分の交渉を終え、スッキリした表情を見せた。「ぜひジャイアンツで野球をしたいという気持ちは伝えられました」。FA選手に獲得意思を伝える通常の交渉とは、趣が違った。宣言から1カ月近く移籍先が決まっていない。藤井が巨人入団を強く希望し、交渉が実現した。誠意は身だしなみで示した。茶髪を黒く染め上げ、ヒゲは剃り落とした。「(ヤクルト時代)巨人戦は一番、力が入るくらいだった。伝統があって厳しい球団。黒髪?

 しっかりした気持ちを見せたかった」。自ら、紳士たれという巨人軍の不文律に従った。

 交渉中、清武代表の携帯を通じ原監督とも言葉を交わした。同代表は「巨人でやり直したい気持ちを受け止めた。詳細を詰めていくが、通じあっていると思った」。当初、生え抜きの成長を促すためにもFA補強は見送る方針だった。藤井は他球団のオファーを断り、交渉に臨んだ。その覚悟が、日本一チームの戦略を変えさせた。【古川真弥】

 [2009年12月4日8時23分

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