4・24、アニキ記念日-

 阪神金本知憲外野手(41)が継続中の連続フルイニング出場が、来年4月24日中日戦(甲子園)で節目の1500試合を迎える。残り26試合に迫った晴れ舞台に向けて、球団が記念セレモニーを検討していることが27日、明らかになった。

 南球団社長は「甲子園で、しかも土曜日にできるのはいいと思う。球団として何らかの形をやりたい」。定番の花束と大型画面を使った祝福には「それは当たり前」と口にしており、全世界に誇る偉業に見合う晴れ舞台を整えていく。

 甲子園球場も盛り上げにひと役買う。球場側は、来年3月にオープン予定の「甲子園記念館」で臨時展示を検討している。節目の写真パネルを壁面に並べるなど、鉄人ヒストリーを振り返る企画展を想定している。球団側も「球場側から提案があれば、当然受けます」と協力を惜しまない。

 鉄人記録は、広島時代の99年7月21日からスタート。06年4月9日横浜戦でカル・リプケン(元オリオールズ)を抜く「904」の世界新記録。金本はその日の朝、新聞報道でソフトバンク王監督(当時)の「1500試合は目指してほしいね」という言葉を知った。金本も1度は1500試合を目標と公言したものの「王さんに言われて(1500試合の目標も)いいかなと思ったことで…。1200、1300はいければ」と修正していた。それほど、かつては遠くに見えた数字が現実になる。

 毎試合が世界新記録の鉄人だが、カウントダウンはあと「26」。雨天中止などでXデーが遅れる可能性は残されているが、4・24に金本がレジェンドになる。

 [2009年12月28日11時33分

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