城島で寅(とら)年V!

 真弓監督2年目の阪神は昨季4位からの巻き返しへ、マリナーズからFAした城島健司捕手(33)を獲得した。真弓監督が「優勝戦力」と評するWBC日本代表捕手はフル回転を宣言している。米国では昨季2度のけがに襲われた城島だが、マリナーズの森本貴義アシスタントトレーナー(36)は「脂が乗り切っている」と全試合出場に太鼓判。超大物捕手が加入した猛虎軍団が、5年ぶりの優勝に突き進む。

 寅年に、機は熟した。真弓阪神が逆襲の2年目を迎える。その旗頭はマリナーズから獲得した城島健司。新天地での目標に「全イニング出たいし、それができなければ全試合です」と語った新戦力が、リーグV奪還の使者になる。

 メジャーから帰還した超目玉だが、マリナーズだった昨季は2度、故障者リスト入りしている。4月の右太もも肉離れと5月の左足親指亀裂骨折。けがの回復と体の状態が注目される。

 そんな不安を、米国で4年間、城島と接したマリナーズのトレーナー森本氏が笑い飛ばした。「けがは治っているし、体的にも年齢的にも問題ない。脂が乗り切っている。当然、毎日出られる」と断言した。これまで米国からの日本に復帰した選手は30代後半が多かったが、城島はまだ33歳。「本来、今からメジャーにいくような年齢です。ジョーの場合は全く力が落ちていない」と分析した。

 森本氏によれば、城島の身体的特長は上体のパーツが大きく、しかも筋力をつけてもけがしにくいという。「米国の選手にコンタクトプレーでパワー負けしていなかった」。甲子園独特の右翼から左翼に吹く浜風も右の城島に有利だ。「甲子園だし、普通に30本は打てると思う」と予想した。

 真弓阪神1年目は4位だった。ただ星野阪神も岡田阪神も1年目4位→2年目優勝と道をたどった。指揮官が85年日本一打線に「ヒケはとらない」と言った新打線。城島加入による化学変化で、一気に爆発する。

 [2010年1月1日12時29分

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