日本ハム木田優夫投手(41)が10日、都内で後援会主催の激励会に出席し、「選手専任」を誓った。首脳陣からは若手のお手本として期待されているが「コーチじゃないんだし、連れてきて何かを教えようとかはない。僕も選手ですからね。日本一になるためにどうしていけばいいか考えたい」と、戦力としてチームに貢献することを訴えた。

 入団当初から、どこかしっくりこない印象を受けていた。契約の場、入団会見の場をこなすうち、その気持ちは大きくなった。「梨田監督も山田GMも『若手に対していい影響を』とか『フルで(1軍で)やられても困る』って。ずっとそればっかり言われて…」と苦笑い。もちろん「聞かれればアドバイスはしたい」と考えているが、自分はまだまだ現役の投手。マウンドで結果を残すことが一番の目標であることに変わりはない。

 日米のべ8球団目、42歳となる新シーズン。ヤクルトを戦力外となり、推定年俸1000万円で移籍しただけに、木田自身、勝負の年という思いは強い。「1年でも長く野球がやりたいです。今でも、150キロとか、いつでもそれくらい投げていたい思いはある」。チーム最年長右腕は、プレーヤーとして札幌ドームを熱くする。【本間翼】

 [2010年1月11日10時46分

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