ロッテや大リーグのヤンキースなどで活躍した伊良部秀輝投手(40)が18日、自身の公式ブログで「ボールを置くことにした」と引退を発表した。四国・九州アイランドリーグ高知でプレーしていた昨年9月に右手首腱鞘(けんしょう)炎となり、昨年12月には日刊スポーツの取材に対して引退の可能性を口にしていた。阪神でプレーした04年オフに1度引退してから昨年4月に米独立リーグで現役復帰を果たしており、これが2度目の引退となる。

 同ブログによると、高知で腱鞘炎の診断を受けてから、米国の手首専門医にセカンドオピニオンをもらい、さらにジョーブ博士の病院でサードオピニオンをもらったという。結果は、手術を受けるか、そうでなければ回復するまで無期限のリハビリを続けるしかないとの診断だった。今後は「別の形で野球界に何らかの貢献をする機会に恵まれたなら、全精力をつぎ込んで前向きに取り組んでいきたいです」とつづっている。

 [2010年1月19日7時39分

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