日本ハム中田翔内野手(20)が春季キャンプを外野手として臨むことになった。チームは26日、千葉・鎌ケ谷で、キャンプ方針を確認し、1、2軍のメンバー編成を行うスタッフ会議を開催。中田に関して当初は一塁と外野の両にらみの育成案が本命だったが、梨田監督は「外野1本という形でいい。(複数ポジションで)余計な神経を使わせたくない」と話した。眠れる怪物が内野手兼任の心労によって成長スピードが遅れることを配慮した。

 入団1年目は三塁手に挑戦させたが、頓挫した。2年目の昨季は方向転換して一塁手として全力で育成してきたが、1軍のレギュラーは4番高橋。定位置どりへの一番の近道は横浜へ流出したスレッジが抜けた左翼と踏み、外野手一本で臨ませる。中田も「ありがたい。守備は自分みたいにヘタな選手は集中しないと追いつけない」と感謝した。

 [2010年1月27日9時7分

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