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松中、開幕オレが4番!ロングティーデモ

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キャンプ初のロングティーで調整する松中(撮影・藤尾明華)
キャンプ初のロングティーで調整する松中(撮影・藤尾明華)

 開幕4番はおれだ! ソフトバンク松中信彦外野手(36)のA組(1軍)昇格が秒読みになった。9日に屋外でロングティー打撃を再開し、120スイングの大デモンストレーション。<1>11日からの第3クールでB組(2軍)に合流<2>同クール最終日の14日までにフリー打撃再開-と復帰プランが固まった。秋山幸二監督(47)も昇格時期は本人の意思を尊重する構え。早ければ16日の第4クールにも、大黒柱がA組に帰ってくる。

 ぱらつく雨粒を吹き飛ばすように、鋭い打球が直線的な弾道を描いた。B組が練習するサブ球場はファンの姿も数えるほど。それでも松中は超満員の札幌ドームを思い描きながらバットを振り続けた。左ひじと右ひざを手術した昨年10月以来、初めてとなるロングティー打撃は約120球。フェンス越えには至らなくても、打てる喜びが日焼けしたほおを緩ませた。

 松中 遠くへ飛ばすよりも強いライナーを打つようにした。もともとロングティーは飛ばないから。

 こだわったのは飛距離よりも弾道だ。ボールにフェード回転を与えるように打ち返すことで、内角球を引っ張っても右翼ポールの内側にたたき込むのが松中の真骨頂。1球ずつ軌道を確かめ、自身の感覚を研ぎ澄ませた。別メニュー調整の身ながら、鳥越2軍監督に直訴して実現した屋外での打撃。「ありがたく使わせていただきました」と配慮に感謝した。

 また1つハードルを越えて、「3・20」がハッキリ見えてきた。「目標はブレてない」。あくまでも目指すのは開幕戦。松中がゲームに出るということは、4番に座ることと同義語だ。あいまいだった復活スケジュールがきっちり固まり、開幕に視界が広がった。

 (1)第3クールで全体練習合流 「明日、明後日の状態を見て、良ければ全体練習に入っていく」。これまで完全別メニューだったが11日からの第3クールではB組の練習に復帰する。

 (2)14日までにフリー打撃再開 「次のクールの終わりにフリー打撃をやれたら」。右ひざの状態次第でいよいよ本格打撃を始める。

 (3)第4クールにもA組昇格へ この日、秋山監督は昇格の時期について「自分がいいと思えばね」と本人の意思を尊重する考えを示した。フリー打撃で問題がなければ、最速で第4クール(16~18日)にもA組に戻ってくる。

 右ひざは日ごとに回復している。この日は、軽めのダッシュも始めた。「痛みがあったら走れないよ。暖かいのもいい」。天も主砲に味方した。気温が18度まで上昇しただけでなく、松中がロングティー打撃を終えた直後に、突然の大雨に見舞われた。打撃練習後はタオルを傘代わりにして引き揚げるはめになったが、表情は晴れ晴れしていた。「状態が良ければどんどん(ペースを)上げていくよ」。頼りになる男が、もうすぐチームに戻ってくる。

 [2010年2月10日11時45分 紙面から]


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