<ソフトバンク5-9広島>◇13日◇尾道
李■浩(イ・ボムホ)内野手(28)らソフトバンク野手陣が3失策で守備の不安を露呈した。6回裏1死三塁。広島8番石原の打球は、ゴロで三塁手李の正面へ飛んだ。これを、まさかのトンネルで適時失策。さらにその直後、1死二、三塁から1番松本の打球は再び李の正面へ。今度は何とか捕球まではしたものの、本塁へ悪送球。度重なるタイムリーエラーで、チームはこの回だけで5失点。エース杉内の足を引っ張った。
湯上谷内野守備走塁コーチ
もう1回初心に戻ってということかな…。いい投手が投げている時はきちんと守らないと。土(のグラウンド)で守れないとプロじゃない。
李とレギュラー争いをする松田宣浩内野手(26)も、まずい守備を連発した。この日は三塁でスタメン出場したが、3回裏からは左翼の守備へ移った。昨季まで経験はないが、松田の外野守備は今季首脳陣が考えるオプションの1つ。3回1死二塁の場面では左翼打をファンブル。走者を楽々生還させ打者も二進させた。5回、栗原の頭上を越される二塁打も、1度前に出た後、背走する動きで、グラブにすら触れられなかった。
井出外野守備走塁コーチ
しゃーないよ。難しい打球。いい練習になったでしょ。
開幕まであと1週間。修正までの猶予はさほど残されていないだけに、気になるほころびだ。※■は木へんに凡
[2010年3月14日12時23分
紙面から]ソーシャルブックマーク