巨人の新人3選手が24日、開幕1軍入りした。26日のセ・リーグ開幕戦の出場登録選手が公示され、ドラフト1位の長野久義外野手(25=ホンダ)同3位の土本恭平投手(24=JR東海)同4位の市川友也捕手(24=鷺宮製作所)も入った。リーグ4連覇を目指す巨人はリーグ最多の33回優勝しているが、なぜか寅(とら)年の優勝がない。巨人では異例の開幕新人トリオの新戦力も加わり、ジンクス打破に挑む。

 正式に開幕1軍入りを果たしても、誰一人、浮かれなかった。東京ドームでのチーム練習中に吉報を耳にしたが、全員が黙々と汗を流し続けた。長野が「早く試合に出て、少しでも多くチームに貢献できるよう頑張りたい」と表情を崩すことなく話せば、土本は「第1関門突破ですけど、生き残れるように必死にやりたい」と気持ちを新たにした。市川も「1つは目標クリアですけど、次ですよね」と前を向いた。スタートラインには立ったが、本番はこれから。3人の反応は当然だった。

 とはいえ、選手層の厚い巨人で、新人が3人も開幕1軍入りするのは珍しい。伊原ヘッドコーチは「力のある新人を取ってくれたわけですから。歴史は変わるものです」と歓迎。原監督の説明は明快だった。

 原監督

 (3人が)しっかり競争の中で勝ち取ったということ。あまり新人とか、育成とか、意識してません。強いチームをつくるという、ただその1点しかない。戦った中で、28人のメンバーにいた。ただ、それだけです。

 長野はオープン戦を打率2割8分6厘、1本塁打。打点10は小笠原と並びチームトップを記録した。土本は6試合に登板し、防御率3・00。150キロ近い直球とフォークで、中継ぎの適性を発揮した。市川は出場7試合にとどまったが、強肩、俊足、巧打と、身体能力の高さを見せた。

 26日、セ・リーグもいよいよ開幕。寅年に優勝のない巨人にとっては、ジンクスを打ち破ってリーグ4連覇、そして2年連続日本一を目指すシーズンが始まる。長野は「すごく楽しく出来てますし、開幕も楽しみですね」と声を弾ませた。新人トリオの初陣も、すぐそこ。シーズンの活躍で、新たな球団史を刻む。【古川真弥】

 [2010年3月25日9時32分

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