巨人清武英利球団代表は5日、くも膜下出血で倒れて広島市内の病院に入院中の巨人木村拓也内野守備走塁コーチ(37)の容体について「依然として意識はなく、人工呼吸器を装着した状態が続いています」と、意識不明の状態が続いていることを明かした。チームが大阪へと移動したこの日も広島に残り、病院を見舞った同代表は「非常に生命力は強い。非常に危険な状態であることに違いはないが、粘り強く闘っているという印象です」と話した。

 球団ホームページへの激励メッセージはこの日までに5000件を超えた。6日に阪神戦が行われる甲子園へ移動し、監督や選手たちに病状の報告を行う予定の清武代表は「みんなものすごく心配しているが、我々はプロだからファンの皆さんにいい試合を見せないといけない。それが拓也の気持ちにも沿うことだと思う」とグラウンドでは野球に集中し回復を待つ。

 [2010年4月6日8時26分

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