楽天投手陣が「ビッグユニット」から金言をもらう。1月に現役引退を表明したメジャー303勝左腕、ランディ・ジョンソン氏(46)が、20日のロッテ戦(東京ドーム)で始球式を行う。始球式前に時間を確保し、投手陣はジョンソン氏と対面することになった。208センチの長身から繰り出す剛球で通算4875三振を奪った投球術を聞くもよし、メンタル面を尋ねるのもよし。自由に質問できる場を設けた。

 東京ドームで初めて行う楽天の主催試合。ふさわしい人物を、と人選しジョンソン氏に白羽の矢が立った。せっかくの機会を無駄にするまいと球団側が計らい交渉。選手とのコミュニケーションが実現することになった。田中将大投手(21)は12日、「始球式の話は知っていましたが、本当ですか。同じ空間にいることができるだけでも光栄ですね」と心待ちにした。緊張に負けず疑問をぶつけ、世界最高左腕のアドバイスを財産としたい。【宮下敬至】

 [2010年4月13日8時35分

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