広島の新外国人エリック・スタルツ投手(30=ドジャース)が早ければ、23日からの巨人3連戦(東京ドーム)にも1軍デビューする。12日、マツダスタジアムで行われた1軍練習に初参加。キャッチボールなど軽い練習だったが、今後の青写真が固まった。

 まず13日のヤクルト戦前の打撃練習で打撃投手を務める。本人の希望で実戦のようにイニングを区切り、3回で45~60球を投げる。チェンジアップなど全球種も駆使するといい、打者との“真剣勝負”を行う。その後、17、18日のウエスタン・リーグ中日戦2連戦(由宇)のいずれかに登板。順調なら翌週の巨人戦に向かう。野村監督は「先発投手陣が不調なので、早く(1軍に)とは思うが、(日本の野球に)いい入り方をしてほしい」と語った。

 この日、ナインの前であいさつしたスタルツは「みんなと一緒に勝ちたい。会えるのを楽しみにしていました」と、やる気満々だった。【高垣誠】

 [2010年4月13日11時11分

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