<オリックス10-8ソフトバンク>◇14日◇京セラドーム大阪
悩める男に待望の1発が飛び出した。ソフトバンク田上秀則捕手(30)が、今季1号を放った。4点を追いかける3回表に、オリックス山本からバックスクリーンへ追撃のソロ。昨季チームトップの26発を放った「恐怖の9番打者」が、今季34打席目でようやく目覚めた。
「10年型打線」のしんがりを担う男のお目覚めが、打線を強力な「線」にした。「何とか反撃のきっかけをつくりたいと思っていた」。極度の不振にあえぎ、この試合前まで打率0割6分7厘。苦しんでいた男の1発で、打線は活気づいた。直後に川崎、本多が連打でつなぐと、オーティズ、小久保が連続適時打。2死から一気呵成(かせい)の5連打4得点で同点に追いついてみせた。
7回にも4連打で2点差を同点にした打線は、今季20試合目で初の先発全員安打。不調だった2番本多の今季初2試合連続マルチ安打と、昨季チーム本塁打王の1発がそれを可能にした。つながった打線は、取られても取られても驚異的な粘りで点を取り返した。「今日の打線はよかった」と大石ヘッドコーチ。敗れはしたものの、完成に近づいてきたソフトバンクの「10年型打線」は必ず相手チームの脅威になるはずだ。
[2010年4月15日11時36分
紙面から]ソーシャルブックマーク



