オリックス木佐貫洋投手(29)がロッテを止めた。キレのある直球を軸に8回1失点。深刻だった先発陣の総崩れ状態にようやくピリオドを打った。昨年から続くロッテ戦の連敗も8で止め、チームは借金生活を1日で脱出した。

 今年はロッテに4戦して計34失点。前日の9失点惨敗で岡田監督も「もう辛抱できん」とシビレを切らし、ローテ再編など容赦のないテコ入れを示唆していた。まず、正捕手の日高に代えて鈴木にマスクを託したが、それが奏功した。

 鈴木は「(ヤマを)張ってくる打者が多い。まともにいったら打たれるので、いつもを違うことをしようと思った」と“秘策”を明かした。6回2死一塁で大松に直球を4球続けて見逃し三振。7回2死一、二塁のピンチでも西岡に直球を3球続けてすべて見逃し。木佐貫は「裏をかけた」としてやったりだ。

 岡田監督も粘り強い投球を評価。「(6回に)1点取られたあともう1回エンジンがかかってな。投手が頑張って競ったゲームにすれば勝てるんよ。5割に戻したのは大きいよ」とご満悦。指揮官の怒りもとりあえず静まり、ナインは笑顔で帰阪の途についた。【柏原誠】

 [2010年4月19日11時9分

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