<ロッテ3-5ソフトバンク>◇23日◇千葉マリン
頼れる主将が天敵撃ちだ。ソフトバンク小久保裕紀内野手(38)が、ロッテ大嶺攻略へ価値ある1発を放った。1点リードの3回表に2試合連続となる4号ソロを見舞った。キャプテン小久保を中心にした打線は、大嶺に10安打を浴びせ、対戦7試合目で初めて土をつけた。
プロ17年目のスラッガーが、若武者にいつまでもいい顔をさせておくわけがなかった。小久保が大嶺に手痛い一撃だ。3回表。無死一塁からオーティズが併殺打。チャンスはついえたかに見えた。が、背番号9は虎視眈々(こしたんたん)と狙っていた。カウント2-2からの5球目。餌食としたのは、待っていた高め直球だ。左中間スタンドへ、4号ソロ。2戦連続アーチで、ベースを駆け抜けた。
小久保
(杉内)俊哉だったから落とせない試合。大嶺にやられとったからな。いつまでもやられとったら、あかんやろ。
主将として、チームを代表するコメント。昨年から4連敗を喫し、ここまで6試合あった対戦で一度も土をつけていなかった。特に、今季初顔合わせとなった前回対戦(4月7日)でも、秋山監督が「3段モーションでは」と審判団に注文をつけながら完封負けした因縁の右腕だ。さらに、この日大嶺はスライド登板。独壇場を許すわけにはいかなかった。
今季4本塁打のうち、3本がソロアーチ。主将として、走者を置いた場面ではチーム打撃に徹することをいとわない姿勢の象徴でもある。6回表には無死一塁から、右前安打。広く開いていた一、二塁間を抜いた。4番の一打に呼応し、後続も多村、李■浩、松田と4連打でこの回3得点。まさに、大嶺攻略の立役者だった。
徹底した体調管理と責任感がチーム最年長の体を支えている。今季、夏場以降の戦いまで見据え、今でも週4日筋力トレーニングを組み込んでいる。昨年にはなかったハードメニューを課すのは「今のうちにやっておかないと(後半戦に)つながらない」。妥協を許さない姿勢は一貫している。この日の試合後の開口一番は「納得できんわ」だった。最終5打席目に遊ゴロに終わったのが、気にくわなかった。そして、こうも言った。「(大嶺に)やり返すのは、1個じゃ、あかんな」。小久保が話すように、首位ロッテを支える若手右腕をたたき続ければ、上位進出への道が大きく開けてくる。【松井周治】※■は木へんに凡
[2010年4月24日12時10分
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