<阪神8-7巨人>◇2日◇甲子園

 一時は5点差をひっくり返した巨人打線でも、藤川球を相手に逆転する力は残っていなかった。1点を追う9回1死一、三塁のチャンスで、脇谷、小笠原が連続三振に倒れてゲームセット。同一カードで3タテを食らうのは2年ぶり。甲子園に限れば実に6年ぶりの屈辱で、首位の座を明け渡した。原辰徳監督(51)は「順位はどうなったの?

 入れ替わった?

 まったく関係ありませんね」。順位を気にする時期ではない。3連敗という結果以上に、その内容に不安が残った。

 「投壊」が止まらない。故障明けの復帰登板となった先発内海哲也投手(28)が守備にも足を引っ張られて5回途中5失点で降板。後を継いだリリーフ陣も踏ん張れなかった。好調だった2番手の久保裕也投手(29)が城島に3ランを被弾。3番手の山口鉄也投手(26)は7回に同点ソロ、8回に決勝ソロを浴びた。信頼の厚い越智が初戦にサヨナラ打を浴び、抑えのクルーンも本調子ではない。3試合連続で2ケタ安打を許した投手陣に、復調の気配は見えない。

 この日は7得点した打線にも反省材料はある。今回の3連戦で3番小笠原が2安打、4番ラミレスがわずか1安打と大ブレーキ。特に絶好機での凡退が目立ち、伊原ヘッドコーチは「追いついたけど、反省は多い。ランナー三塁で犠牲フライが打てないんだから。バッターはもっと恥ずべき」と厳しかった。9連戦は残り3試合。東京ドームに戻る原監督は「(3連敗を)明日につなげるということです」と、投手陣と中軸の巻き返しに期待している。【広瀬雷太】

 [2010年5月3日9時29分

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