虎投総動員で3連勝フィニッシュや!

 阪神石川俊介投手(24)が7日広島戦(甲子園)で今季初めて1軍昇格することが6日、分かった。中継ぎ鶴直人投手(23)は9日広島戦(甲子園)での先発が濃厚で、2軍で好救援を続けていた万能リリーバー石川に白羽の矢が立った。岩田、安藤、能見の先発3本柱が戦線離脱する中、フレッシュな若虎をつぎ込み、交流戦前の3連戦を乗り切る。

 虎投に新たな“新鮮力”が加わる。3年目の石川が7日、今季初の1軍昇格を果たすことが決定。中継ぎの一員として、満を持してマウンドに上がる。

 交流戦開幕試合となる12日・日本ハム戦(甲子園)まで、ラスト3戦。真弓阪神は若虎の力を惜しみなく注ぎ込み、今日から始まる広島3連戦(甲子園)を乗り切る覚悟だ。先発陣は初戦からフォッサム、スタンリッジと来て、3戦目は鶴の抜てきが濃厚。中継ぎから先発に配置転換される5年目右腕からバトンを渡されたのは、またも若い力だ。交流戦に向けて登板間隔が空く上園がこの日、1軍登録を抹消され、入れ替わる形で石川が昇格する。

 チームは現在、首位巨人に2ゲーム差の2位。交流戦開幕を前に好位置をキープする一方で、先発陣には不安を残す。左ひじ手術で長期離脱中の岩田、調子が上がらず2軍調整中の安藤に加え、能見までもが右足甲骨折で戦線を離脱した。非常事態といえる状況下で、石川の存在は決して小さくはない。プロ入りから2年間は先発スタッフとしても1軍登板しており、ロングリリーフも可能。展開、場面によって、臨機応変な救援を期待できる。

 1年目の08年は7試合登板で無傷の2勝、防御率2・16の好成績を残した。2年目の昨季は開幕ローテ入りしながら、1軍登板は3試合のみ。並々ならぬ決意でのぞんだ2010年は2月の高知2軍キャンプ中に右ひじ痛を発症。開幕は2軍スタートとなったが「いつ呼ばれても良いように、しっかり準備をします」と気持ちを切らさなかった。ここまで2軍戦14試合で2勝1敗6セーブ、防御率1・26。好リリーフを続け、ついに1軍行きのチケットをもぎ取った。

 真弓監督は「別に総動員しなくても良いんだけど」と話すに留めたが、日程的に余裕がある交流戦までラストカードの3連戦。“新鮮力”の奮起に期待がかかる。投手では2年目の西村もブルペンで待機。野手組もルーキー藤川俊、5年目の大和ら若い力がチャンスをものにしようと目をギラつかせる。総動員態勢で3連勝フィニッシュを飾り、最高の形で交流戦に突入する。【佐井陽介】

 [2010年5月7日11時2分

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