ソフトバンクが「イケメン左腕3人衆」で首位再浮上を狙う。7日からの西武3連戦(福岡ヤフードーム)では初戦から順に和田毅投手(29)杉内俊哉投手(29)小椋真介投手(29)の同い年3人が先発予定。球団ではトリオでの売り出しを狙い、プロモーションビデオ(PV)も作成して集客効果も画策する。

 交流戦前最後の3連戦は、29歳左腕3人に託された。先陣として西武涌井と激突する和田は「(3人そろっての先発は)楽しみ。まずは僕次第。流れをつくれるよう頑張る」と気合を入れた。続く杉内は「目の前の試合を戦っていくだけ」と強調。トリを務める小椋は「前の2人の投球を見ておきます」と2枚看板の投球を手本とする構えだ。

 08年12月には新垣とともに「ホークス55年会」を結成するなど親交は深い。今季は4勝の和田と6勝の杉内に加え、プロ12年目の小椋も2連勝中と絶好調。03年4月14~16日のロッテ戦では杉内、新垣、和田の3人で3連勝しているが、再現の可能性も十分だ。

 営業面での期待も大きい。球団関係者は「イケメントリオで売り出したい」ともくろむ。すでに3人のPVも撮影済み。翌日の予告先発発表後に球団公式ホームページなどで「明日は僕が投げます。ぜひ見に来てください」と呼びかける。今季は本拠地で観衆3万人を超えたのがまだ2試合。集客の起爆剤としての期待もかかる。7年ぶりのV奪回へ向け「イケメン・レフティーズ」がチームを盛り上げる。【太田尚樹】

 [2010年5月7日11時5分

 紙面から]ソーシャルブックマーク