<日本ハム7-3楽天>◇9日◇函館

 日本ハム梨田昌孝監督(56)が白星重視の非情ともとれる、継投策で今季2度目の3連勝をつかんだ。やや制球に苦しんでいた先発左腕エースの武田勝投手(31)を、1点リードの3回を投げ終えたところで降板。以降、中継ぎ6投手を投入してしのぎ、先制しながらも2度追いつかれながら、最後は楽天を振り切った。ワンポイントなど自在に、適材適所で大胆な交代を連発。「マサルにはもうちょっと投げさせたかったけれど、リードしてすぐに(2回に)点を取られたから」と苦悩しながら打った手が実り、充実の表情だった。

 [2010年5月10日11時53分

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