<ロッテ6-3ヤクルト>◇21日◇千葉マリン
ヤクルトは指揮官のゲキも実らず、今季ワーストの7連敗となった。1回、先発バーネットが3四球などで2死満塁とピンチを招くと、ここで、どん底状態のチームを象徴するかのような悲劇が起きた。
ロッテ・サブローの打球は逆風に押し戻されて失速し、中飛でチェンジかと思われた。しかし、中堅青木宣親外野手(28)が薄暮で打球を見失って前方にポトリ。走者一掃の適時二塁打で一気に3人の生還を許してしまった。青木は次の福浦の打球には反応して追っており、高田繁監督(64)も「薄暮?
本人に聞いてみないと分からない」としたが、いずれにしてもこのプレーがこの回の5失点につながり、試合を決められた。「初回だったね。(青木は)打球が見えにくかったかもしれないけど、あれが痛かった」と肩を落とした。
20日、高田監督は球団首脳と会談し、引き続き指揮を任せる方針を伝えられた。一夜明けたこの日、試合前には「負けが込んだチームは選手の気持ちがなくなってくる。でも、うちはそうじゃない。選手たちが必死でやっている以上、頑張らないといけない」と話した。試合直前には、選手全員を前に「一生懸命やっているみんなの気持ちは分かっている」と言葉をかけた。0-12で大敗した5日の巨人戦後に叱咤(しった)したのに続き、今季2度目のゲキでチームを鼓舞した。それもむなしく、黒星は増えるばかり。出口の見えないトンネルに、ファンから励ましの声を受けながら球場を後にする指揮官の足取りは重かった。【由本裕貴】
[2010年5月22日9時6分
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