<ソフトバンク6-1日本ハム>◇24日◇福岡ヤフードーム

 日本ハムの連勝は5でストップし、最下位脱出もお預けとなった。先発の八木智哉投手(26)は5回4失点で、4月2日西武戦以来の復帰登板を飾れず。打線も育成出身のソフトバンク山田大樹投手(21)を攻略できず、9回に1点を返すのがやっとだった。リーグ戦再開後の初黒星で、5位楽天との差は再び1・5ゲームに開いた。

 連勝街道は、思わぬ所に落とし穴が掘ってあった。5連勝中だった日本ハムは、育成出身のソフトバンク山田になすすべなし。9回に小谷野の左前打で1点を返したのが、せめてもの抵抗だった。梨田昌孝監督(56)は「(スピード)ガン以上にスピードを感じるピッチャー。序盤に球数は放らせたけど、プレッシャーをかけられずに終わってしまった」と脱帽した。

 的が絞りにくい荒れ球と、手元で想像以上に速く感じる直球に苦しんだ。9回1死一塁の場面で稲葉が死球を受けるまで、二塁すら踏めない完敗。5月22日横浜戦から1カ月以上安打が続いていた田中も4打数無安打に終わり、球団記録まであと2に迫っていた連続試合安打が22でストップした。「修正できませんでした。ベースバンの上で球がきていた」。出塁することもできずに、悔しさをあらわにした。

 試合前にはミーティングを行って対策を立てた。過去2試合の登板の映像も用意し、データは準備したが、石本チーフスコアラーは「やっぱりいつもと比べると量は少ないですよね」。さらに稲葉が「手元で伸びがあった。実際に打席に立ってみないとわからない球筋」と話すように、「VTR」と「LIVE」では、微妙な感覚のズレがあった。打席が終わるたびに、打者から打者へ球種や感想を伝達して情報を増やしていったが、攻略するまでには至らなかった。

 リーグ戦再開後、初めての黒星。だが梨田監督は「久しぶりに北海道に帰る。連勝は止まってしまったけど、大きな声援をいただける」と、本拠地での巻き返しを誓った。落ちた穴は、まだ浅い。すぐに立ち上がれば、再び歩を進められる。【本間翼】

 [2010年6月25日11時38分

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