<西武7-0日本ハム>◇15日◇西武ドーム
日本ハムは6月9、10日のヤクルト戦以来35日ぶりの連敗を喫し、8カード連続勝ち越しはならなかった。森本稀哲外野手(29)の右手薬指骨折による戦線離脱で余儀なくされた左右ジグザグの急造打線は、西武平野の前に機能せず、3安打完封された。2カ月半ぶりに1軍マウンドに上がった吉川光夫投手(22)も6回9安打4失点と期待に応えられなかった。首位西武とのゲーム差は6に開いた。
日本ハムの勝利を描くジグソーパズルが崩れた。たった1ピースが欠けただけで、完成図とかけ離れた。右手薬指骨折で離脱した森本がいない打線は、西武平野の前にわずか3安打、プロ初完封を許した。梨田昌孝監督(56)は「ストライクが先行していたし、低めにきていた。展開的にも楽に放らしてしまった」と、なすすべがなかった。
打線に大胆にメスを入れた。穴があいた2番には鶴岡を起用。9番が定位置の金子誠を6番に上げ、この日昇格したばかりの村田をラストバッターへ。さらに、ルーキー加藤政も3月30日オリックス戦以来となるスタメンで使った。1番から9番まで、左右の打者が順番に並ぶジグザグ打線。だが1、2番の田中、鶴岡で出塁がゼロ。糸井が死球で出塁した2回も、金子誠が三ゴロ併殺に倒れた。鶴岡は「打順のことはまぁ…。実力以上のものが出るわけではないので」と言葉少な。梨田監督は「今日はちょっと監督のミスだね。2番打者にいい案があったら教えてほしい」と苦悩した。右太もも裏痛の二岡が16日の楽天戦から合流はするが、即登録とはいかない状態で、頭を悩ませる日々は続きそうだ。
腰痛で出遅れた森本が1軍に合流したのは4月16日。その時点で最下位に沈んでいたチームだが、リーグトップの31犠打と2番打者が定着したことで、以降は39勝27敗1分けと勝率が格段に上がっていた。この日の試合前には「ひちょりが戻るまで、みんなでやっていこう」とミーティングが行われたが、稲葉は「あれだけしゃべる選手はいないし、(ベンチが)ちょっと暗くなった感じ」と、チームが受けた影響は大きかった。
7カード続いていたカード勝ち越しもストップし、6月10日以来となる連敗を喫した。梨田監督は「そんなにいつもいいゲームはできない。また明日」と切り替えを強調したが、前半戦最後の連戦に、大きな正念場が待っていた。【本間翼】
[2010年7月16日11時29分
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