逆転Aクラス入りを狙う日本ハムが、先発ローテーションを再編することが16日、分かった。17日からのロッテ戦(東京ドーム)からの6連戦で、負傷離脱していた糸数敬作投手(25)と増井浩俊投手(26)の両右腕が先発陣に再加入。糸数は18日ロッテ戦、増井は20日からの西武3連戦(札幌ドーム)のいずれかで先発することが濃厚だ。手薄だったが実力派の若手の戦列復帰で、戦闘態勢が整うことになった。

 計算できる2枚が、一気にカムバックする。6月に右脇腹を痛めていた糸数、同じく6月に「右肩肩甲上(けんこうじょう)の神経炎」で離脱した増井がリハビリ、再調整を経て、2軍戦で好投。戦力として起用できるメドが立った。ダルビッシュ、武田勝、ケッペルの3本柱にプロ初先発初勝利を挙げた高卒ルーキー中村勝、今季未勝利も昨季4勝の糸数、新人ながら今季3勝の増井で固めるのが、当面の先発構想になりそうだ。

 [2010年8月17日10時27分

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