<ロッテ4-2楽天>◇2日◇千葉マリン
進化を証明する打球だった。3回無死三塁。ロッテ西岡剛内野手(26)がゆっくりと左打席に入り、カウント2-3からラズナーの136キロの外角直球を振り抜いた。7メートルの逆風にも負けず打球は左翼スタンドへ吸い込まれた。5月26日以来、約3カ月ぶりの8号2ランに「(本塁打は)やっぱり気分いいもんです」と久々の感触を喜んだ。
今季8本塁打のうち左打席では4本。そのうち左方向に3本と逆方向への強い打球が目立つ。09年までは通算44本中、左打席で29本。そのうち28本が右方向に引っ張った打球だった。今季から金森打撃コーチとともに「ひきつけて体の軸で回転して打つ」打法を実践。石田打撃投手によると「打撃ケージのネットをはみ出すファウルが少ない」と証言する。それだけ体の近くまでボールを呼び込んでいる。西岡も「目指しているスイングができた」と手応え十分だった。
5回にも二塁へ内野安打を放ち2試合連続の猛打賞。今季22度目は張本勲と並ぶ歴代4位タイとなった。安打数も169でリーグトップに躍り出た。「まだまだ増やしたい。打てたらそれだけ勝ちに貢献できる」と力強い。チームは首位西武と0・5ゲーム差でソフトバンクと同率2位に浮上。頼もしいチームリーダーはエンジン全開だ。【斎藤庸裕】
[2010年9月3日11時48分
紙面から]ソーシャルブックマーク



