阪神真弓明信監督(57)が、5日ヤクルト戦からの残り3連戦で2位確保&CS突破のW命題に挑む。初のCS甲子園開催の権利を得るには負けられない戦いが続くが、指揮官はその先の短期決戦も想定。今回の3連戦を「仮想CS」と位置づけ、スクランブル態勢で全勝を狙いに行く。

 東上前の新神戸駅。監督は浮沈のカギは投手陣とし、一戦必勝を明言した。「CSまで間も開く。どんどん選手を注ぎ込んでいける」。先発に能見、久保、秋山を立てるラスト3連戦。早い段階で崩れそうになった時は“第2先発”を投入する。先発機会を終えたスタンリッジとメッセンジャーだ。6回からの久保田、藤川の2イニングずつ登板も選択肢に入れ、全勝態勢を敷く。

 スクランブルには、もう一つの狙いもある。ズバリ、仮想CSだ。短期決戦を勝ち抜くポイントを問われた指揮官は「まずは投手が抑えること」と話した。CSでの先発も予想される能見と久保を先発起用。両助っ人の中継ぎ適性や、継投のタイミングなどもはかり、短期決戦を想定した采配をふるう考えだ。

 阪神は07、08年とCSは2度とも第1ステージで敗退。03、05年も日本シリーズで敗れるなど、近年は短期決戦に弱い一面を見せてきた。過去の教訓をもとに、負けが許されないシビレる極限の戦いを勝ち抜くには、心身両面で準備するしかない。2位確保&3度目で初のCS突破。真弓阪神がWの命題を掲げ、大勝負に挑む。【松井清員】

 [2010年10月5日10時14分

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