巨人首脳が5日、住生活グループの球界参入を容認した。都内で取材に応じた滝鼻卓雄オーナー(71)が「特に、プロ野球の筆頭株主になることに問題があるとは思わない」と明言した。

 同オーナーは、オーナー会議の議長を務めるが「選手のことを考えると、協約通りやってほしい。11月9日の実行委員会、18日のオーナー会議にはかけてほしい」と、野球協約に従い11月末までに株主変更が終わるよう求めた。移転については「横浜という球団名がつくなら横浜でしょう」と否定的。「方向としては、報道されている方向に行く可能性が非常に高いと思う」と推測した。

 同席していた渡辺恒雄球団会長(84)は「球場があまりにもひどいから」と、あらためて横浜球団と横浜スタジアムの契約問題に触れた。「半分以下ならよそでやっていい。神奈川県に勤務している人(都民)だって、だいぶいる。東京で半分ぐらい試合したらどうかと言っている」と私案を口にした。

 [2010年10月6日9時7分

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