逆転V逸、CSファーストステージ敗退と苦杯をなめた西武が来季の巻き返しへ「左の中継ぎ投手」を第1補強ポイントに定めた。渡辺久信監督(45)は「左ピッチャーの補強は当然必要」と明言。週明けにもオーナー報告を行う予定だが、それまでには球団に要請する。今季終盤は中継ぎ陣が疲労もあって調子を落とし、我慢比べでもろさを露呈。特に工藤やグラマン、星野ら左腕が本来の力を発揮できず、苦しい状況に拍車を掛けた。工藤は戦力外、グラマンの残留も流動的なだけにブルペンの充実に力を注ぐ。

 また、今オフのメジャー移籍が取りざたされる中島裕之内野手(28)について渡辺監督は「痛いけど、個人の意思の問題だから」と本人の意向を尊重する考えを示した。

 [2010年10月13日9時22分

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