巨人の原監督が2日、将来の主砲候補の大田泰示内野手(20)に「ガッツ超え」を指令した。川崎市のジャイアンツ球場での秋季練習2日目、大田を攻守にわたって熱血指導した。小笠原を筆頭に、脇谷、コンバート案が公表された亀井ら三塁候補には主力が名を連ねるが「超えなきゃいけないのはガッツだよ」とハッパを掛けた。

 大田が三塁の守備につくと、自らファーストミットをつけて捕球役に。フリー打撃の時には「練習のための練習はするな。試合のための練習をしろ!」と叱咤(しった)激励した。「成長したな、とは思うけど、まだまだステージを上げていかないといけない」と期待を込めた。

 報道陣から「ガッツ超え」指令を聞いた大田は「今は無理っす。でも、目標は高い方がいい。日本を代表するサードになりたい。打って走って守れるサードになりたい」とハッキリと言った。居残り特守まで約7時間のハードトレで心身を鍛え上げた。

 [2010年11月3日8時7分

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