西武中島裕之内野手(28)が12日、今オフのポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー移籍断念を表明した。この日まで、キャンプ地の宮崎で前田球団本部長、小林球団社長とも話し合い「必要な戦力だから、なんぼ言うても無理っていうことやった。ポスティングは僕の権利じゃないし、しゃーないかな、と。来年は西武で頑張ります」と吹っ切れた表情で話した。

 不信感を募らせる要因ともなった球団の一方的な残留発表についても、わだかまりは解けたという。「3日に(前田本部長から)説明してもらったし、そういうこと(謝罪)もしてもらった。コミュニケーションは取れてます」と強調。長年の夢は一時封印し、来季は西武の優勝へ全力を注ぐ。ただ、メジャー挑戦をあきらめるわけではない。前田本部長は「その時はその時で話をします」と言うにとどめたが、中島は来オフのポスティング移籍容認へ、今後も契約更改の席などで粘り強く交渉していくとみられる。

 [2010年11月13日11時22分

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