西武からFA宣言した細川亨捕手(30)が、異例の夫人同席交渉でソフトバンク入りの最終決断をする。今日23日に西武ファン感謝イベントに出席後、都内でソフトバンクと2度目の交渉を行う。交渉に同席が決まった秋山幸二監督(48)とは、細川も真紀子夫人も以前から親交のある間柄。最愛のパートナーの同意を得て、入団の意思を正式表明する。

 4年総額5億円以上といわれる条件提示を受け、ソフトバンク入りの心はすでに固まっている。2度目の交渉は福岡居住にあたり、住環境サポートなど細部を煮詰める話し合いになる。家族の問題には「いつも真っ先に相談する」真紀子夫人が同席すれば、話は早い。わざわざ足を運んでくれる秋山監督に夫婦で感謝を伝え、熱意を直接確かめることで、気持ちを固める。

 この日、細川は都内でオリックスと初交渉したが、決意は揺るぎない。横浜と合わせて3球団が名乗りを上げた争奪戦も、大詰めの段階。細川家にとっては人生を左右する大きな決断の時が迫る。交渉に同席する真紀子夫人と納得し合って、最後の結論を出す。

 [2010年11月23日8時47分

 紙面から]ソーシャルブックマーク