かわいい子供たちに大サービス!

 阪神下柳剛投手(42)が6日、『DREAM21~夢の課外授業~』で長崎・大村市立旭が丘小を訪れ、めったに披露しない赤裸々トークを連発した。

 体育館での質問コーナー。下柳先生が生徒のために“イメチェン”した。

 (1)野球を始めたきっかけ

 「最初は『巨人の星』『侍ジャイアンツ』。中学の時に甲子園を見て、ここで野球がしたいと思った」

 瓊浦高時代は猛練習に苦しみ「ほぼ毎日、明日辞めようと思った」。大学を中退後、社会人野球に復帰して見事にプロ入り。「他の夢は考えたこともない。なるんだ、と何の根拠もなしに思っていた。辞めなかったのはやっぱり野球が好きだから。打者と対戦する緊張感、抑える喜びがある」と振り返った。

 (2)ひげを生やす理由

 「ダイエー時代の15~16年前、毎日練習で投げて、部屋に帰ったら寝るだけの生活で無精ひげが生えた。1回伸ばすと、カミソリ負けするようになって伸ばすようになった」

 (3)何故、背番号が42?

 「ダイエー、日本ハムでは24をつけていた。阪神では桧山が24だから、じゃあ逆でいいや、と」

 百戦錬磨の左腕は直球勝負だけでなく、軽妙な変化球トークでも笑わせた。もちろん、最も伝えたかったのは努力の大切さ。要所では熱い思いをズドン!

 青空教室で白板に「努力」と書いて力説した。

 「努力に勝る天才なし、という言葉があるようにコツコツ努力した人が最後に力を出す。42歳でプロにいられるのも毎日の努力の結果。皆さんも努力して夢をつかんでください」

 下柳先生の熱弁が響き渡った。

 [2010年12月7日11時31分

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