ともに歌って仲間になろう。楽天岩村明憲内野手(31)が19日、新しいチームメートとコミュニケーションを図る秘策を明かした。「一番、気を付けているのは『和』ということ」。新天地にいかに溶け込むか。出した答えが、日本が世界に誇るエンターテインメントマシン「カラオケ」だ。

 米移籍1年目の07年、移動バスでアカペラを披露し、人種も文化も違う仲間の心をつかんだ。翌年、チーム内で岩村のモヒカンヘアが流行したように、歌がきっかけで団結し初のリーグ制覇。「日本にはカラオケがある。なんでも歌うよ」とニヤリ。最新曲から、演歌、懐メロまで。「マイクを握ったら4時間は離さない」という美声で、来春キャンプからカラオケ交流を始める。

 この日は、長野市内で聖沢諒外野手(25)のトークショーにゲスト出演し、初対面。「良い機会だった」。「和」のために、オフも有効利用している。

 [2010年12月20日7時34分

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