先輩、見ていてください…。阪神藤川俊介外野手(23)が19日、1年ぶりに母校近大で自主トレを開始した。奈良・生駒市内のグラウンドでキャッチボール、ランニングに汗を流した。
「懐かしい感じです。大学時代を思い出しながらやっていきたい」
昨オフに自主トレして以来のグラウンド。お世話になった先輩を思った。
2月5日、宮古島キャンプ中にオリックス小瀬浩之外野手が亡くなった。近大の2学年上で背番号7の先輩。オフには自主トレ、食事を共にする仲だった。悲報の直後は「1年間活躍して、成績を残してから報告に行くことが恩返しです」と誓った。言葉通り、1年目は124試合に出場した。
「年明けにお墓参りに行きたいと思っています。まだ場所が分からないので、教えてもらって行こうと思う。1年間頑張れました、と報告したいです」
先輩に誓うのは来季の中堅レギュラーだろう。近大榎本保監督(55)からも教え子に熱いゲキが飛んだ。「今年はできすぎ。調子に乗るな、ということ」「ファンを大切にしてほしい」「あと5キロ体重を増やさなアカン」。もちろん、藤川本人は来季の飛躍に燃えている。
「まだまだ結果を出せたと思う。満足はできない。キャンプから初心でやっていきたい。良いところは残して、悪いところは直していきたい」
22日まで近大グラウンドでトレーニングし、年末年始は地元福岡、広陵高時代を過ごした広島であいさつ回りに励む。母校でエネルギーを蓄え、11年は力強く羽ばたく。【佐井陽介】
[2010年12月20日12時17分
紙面から]ソーシャルブックマーク




