ソフトバンク摂津正投手(28)が史上初となる3年連続70試合登板に挑む。24日、福岡市の中心街天神で開催された「KBCラジオチャリティ・ミュージックソン」の公開生放送に出演。集まったファンの前で「3年連続70試合登板」を宣言した。

 一時は先発転向への意欲も見せていたが、ステージで来季の先発の可能性を問われた摂津はきっぱりと言った。

 「やりたいという気持ちはあるけど、3年連続70試合もいいなと思って。こだわりなく必要なポジションならそこで投げたい」

 来季もセットアッパーとして力を尽くす気持ちをファンの前で明かした。

 昨季の70試合に続き今季は71試合に登板。59年の西鉄稲尾以来、史上2人目の2年連続70試合登板を達成した。入団1年目から2年連続70試合超えはプロ野球史上初となる快挙だが、来季はさらに前人未到の大記録に挑もうというのだ。

 2年続けて大台を突破したスタミナの秘訣(ひけつ)を問われ「よく寝るからです。10時間ぐらい寝ていますよ」と話した摂津だったが、鉄人を目指した準備はすでに始めている。オフに入った今も、毎日午前中は下半身強化のためのトレーニングに当てている。

 「今はしっかり70試合を投げる体づくりをしています。自主トレから肩をつくろうかなと考えています」

 来月9日から始まる馬原、神内との自主トレでのメニューもすでに頭の中に描いている。

 結婚は?

 という問いに「残念ながら、まだまだ…」と頭をかいた。プライベート封印の覚悟で?

 鉄腕を超える大記録を樹立し、晴れて1億円プレーヤーの仲間入りをする。

 [2010年12月25日10時45分

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