新年早々の成り上がり指令だ。西武渡辺久信監督(45)が2日、若手投手陣に「打倒・斎藤佑樹」の目標を提示した。V奪回に燃える11年シーズン、現有戦力の底上げは必要不可欠。若さと才能あふれる投手の中から、日本ハムドラフト1位の早大・斎藤を“踏み台”にした新戦力の台頭を待ち望んだ。
この日、西武・所沢店で開催されたトークショーに出席。「しっかりローテに入ってほしい選手を連れてきました」と、4年目の平野と5年目の木村を同伴した。「平野は2ケタ勝ってほしい。木村は同い年の大学生が入ってきて、期するものがあると思う」。昨季プロ初完封を含む4勝を挙げて今季先発ローテーション定着を狙う平野と、自分の現役時代と同じ背番号「41」を背負い、斎藤と同い年でもある木村。いずれも大器の片りんはのぞかせているが、同監督を満足させるには至っていない。
しかし、若い選手は、1つの勝ち星などをきっかけに才能を開花させることがある。特に斎藤の登板試合となれば世間の注目度は段違いだ。その緊張感の中で投げ勝てば、大きな自信になる。渡辺監督も「1つのきっかけで変わる可能性がある。そのチャンスをものにできるかは(本人が)持っているか、持っていないか。(斎藤は)話題性の点ではスーパーだからね。野球選手として、負けたくない気持ちを出してほしい」と期待した。
黄金ルーキーに無名の若手をぶつける。そこから覇権奪回の切り札が生まれる可能性は、十分にある。【亀山泰宏】
[2011年1月3日8時28分
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