決意の表れを示した新年の誓いだった。巨人阿部慎之助捕手(31)が3日、V奪回へ向けて「オール10」の目標を掲げた。プロ11年目を迎える11年シーズンは、「ゴールデングラブ賞に選んでもらえるように頑張りたい。すべてにおいて先頭に立ってやっていかないといけない。比重は走・攻・守で10、心・技・体でも10ですね」とすべてで10点満点を目指す。

 昨季は44本塁打を放ち、日本人捕手として史上3人目となる40本超えを達成した。年俸でも4億円に到達し、「高いギャラをもらってるわけだから、やらないといけないでしょう」と、責任感も一層強くなっている。そんな中、捕手にとっては優先順位の低い「走」にも全力を尽くすことで、自分にプレッシャーをかけた。今月予定のグアム自主トレでは、1日10時間練習を予定。坂本、長野らの若手に交じって体を鍛えあげる。自らのレベルアップに加え、チームリーダーとして若手指導にも全力を注ぐつもりだ。

 この日は千葉・浦安市内で野球教室を開き、約260人の子供たちに指導。毎年恒例となった年始の書き初めでは迷いなく「喜」と筆をしたためた。「チームが勝って、日本一になって最後にみんなで喜びたい。シーズンオフに地元に帰ってもみんなが喜んでくれる。優勝して最高のオフにしたい」と、リーグ3位に終わった昨年の雪辱を誓った。主将として5年目を迎える背番号10が、「オール10点」を達成すれば、日本一奪回は自然と見えてくるはずだ。【斎藤庸裕】

 [2011年1月4日8時48分

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