有言実行の「おかわり君」に変身する。西武中村剛也内野手(27)が3日、今季の目標に「40発、100打点」を掲げた。決して具体的な数字を挙げないこれまでとは違った。目標を設定すれば「到達したら満足して、限界をつくってしまうから」と徹底してきたが、今回は「自分にプレッシャーをかけたい」と心機一転。右ひじ手術などで不振に終わった昨季から脱却したい思いが強く、決意を表明した。

 無理な数字ではない。09年に48発、122打点で2冠獲得した主砲には、最低ノルマにすぎない。この日、埼玉・所沢の西武園ゆうえんちで行われたトークショーで、タイトル奪回も宣言。長期離脱した昨季は25発に終わり、3年連続本塁打王をオリックスT-岡田に譲ったが「フル出場していれば、とれたと思う。今年はケガをしないで全試合に出たい」と自信をもって、タイトルを奪い返しにいく。

 [2011年1月4日7時40分

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