日本ハム小谷野栄一内野手(30)が3日、新年の誓いに「究極の守備」を掲げた。この日、都内の創価大で、チームメートの八木、大塚ら同大出身選手とともに自主トレを公開。「飛び込まなくてもいい守備というか、究極は動かない守備ですね」と、目指すべき理想像を語った。

 2年連続ゴールデングラブ賞の受賞者だが、守備力向上に貪欲だ。相手打者の打球傾向だけでなく、自チーム投手の球の癖など、総合的に守備位置を判断してきたが「まだまだ経験を積んでいきたい」。研究を重ね、打球が飛んできそうな場所を読み、最初から守備位置を決める「動かない守備」を追い求める。

 昨季は華麗なグラブさばき、フットワークで観客を魅了してきたが、失策数は09年6個から倍増の12個。アグレッシブなプレーの結果だが「攻めた守備の上、さらに取らないといけない」。究極を求め、小谷野がホットコーナーにどっかり座る。【木下大輔】

 [2011年1月4日10時47分

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