秋山先輩からビッグなお年玉!

 阪神秋山拓巳投手(19)が3日、出身チームの愛媛・西条市の「西条リトル」と「西条シニア」を訪問し、将来的な地元への恩返しプランを披露した。今季1軍定着すれば、来年以降、1奪三振につきボール1ダースを西条リトル、西条シニア、西条高へ寄付することを目標に掲げた。

 ふるさとのにおいが懐かしい。プロ野球選手を夢見て少年時代を過ごしたグラウンドで、原点に返り恩返しの誓いを立てた。

 「プレーで恩返しもありますけど、形で残るものがいいですね。上(1軍)である程度やれるという自信がつけばですけど、ボールの寄付をやっていきたいです。1奪三振でボール1ダースを目標にします」

 西条リトル、西条シニア、西条高へのボールの寄付を将来的な目標に掲げた。プロとアマの環境の違いを実感したからこその恩返しプランだ。

 「プロは毎日新しいボールを使わせてもらっていますけど、高校とかシニアのボールを見ると、プロは恵まれた環境でやらせてもらっているなと感じたので」

 昨季の秋山は7試合に登板し、23奪三振。開幕ローテを守って20試合以上に登板すれば、100奪三振超えも見えてくる。3チームに分配しても30ダース以上の寄付も実現するかもしれない。「三振にこだわっていきたい。まっすぐで三振とれるのが一番気持ちいいので」と話すなど、今年は勝負どころでの三振にもこだわる。

 秋山の恩返しプランを聞いた西条シニアの矢野博司監督(60)は「ありがたいですね。いろいろなことをしたい気持ちもあるだろうけど、まずは自分のことを1番にやってほしい。実力をつけてローテ入りを目指してほしい」とゲキを飛ばした。

 まずは開幕1軍が今季の目標だ。その上でシーズンを通して1軍に定着というハードルを設定し、クリアできればボール寄付の恩返しプランを実践する。

 正月はゆっくりと体を休め、今日4日から本格的に始動する。8日に長崎・佐世保入りし、城島や俊介、野原将らと自主トレを行い、1年を戦う下地づくりを始める。

 今季を終え、またふるさとに帰ってきたとき、胸を張ってボール寄贈プランの実行を後輩たちに宣言する。

 [2011年1月4日10時56分

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