闘魂継承、プロの道も迷わず行く!

 阪神のドラフト2位一二三慎太投手(18=東海大相模)が4日、大阪・堺市内で自主トレを公開し、甲子園のお立ち台でのパフォーマンスをあらためて予告した。

 プロレスラー、アントニオ猪木(67)から本紙の正月インタビュー企画で「目ヂカラがいい。夢に向かって突っ走れ」と熱烈エールを受けた。珍名が縁で、猪木のお気に入りポエム「道」を和紙にしたためた“お年玉”を贈られ大興奮だ。

 「直筆ですか?

 すげぇー」とまじまじと見つめ「寮の部屋に大事に飾ります」とニッコリ。今年の決意を示す漢字1字を問われると「道」に決め、燃える闘魂になる覚悟だ。

 「やりますよ」と乗り気のお立ち台パフォーマンスは、アントニオ猪木の「1、2、3、ダァー!」を一二三流に「一二三(ひ、ふ、みっ)ダァー!」にアレンジするプランが最有力だ。すでに「笑うまでやり続けますよ」と話していたが、甲子園の大観衆と声をそろえて叫ぶシーンをイメージした。

 「白けるのは嫌ですね。そういう時は恥ずかしがるより思い切りやった方がいいと思うので」

 高校3年間は神奈川で過ごしたが、生粋の関西人。東海大相模では部員のものまねや一発芸で盛り上げていたという。

 猪木から闘魂を注入され?

 早速ブルペン入り。捕手を立たせ、サイドから投げ初めの50球で肩をならした。昨年12月28日以来のブルペン入りに「久々で気持ち良かったです。変化球も一通り投げました。ほとんど全力です」と振り返った。

 プロの第1歩を踏み出した18歳は「ここからがスタート。新たな気持ちを持って精いっぱいやるだけです」と力強く話した。目標に掲げている新人王への「道」は険しいが、迷わず行くしかない。危ぶむなかれ。さあ、行くぞ、ダァー!

 【岡本亜貴子】

 [2011年1月5日11時35分

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