今年こそ天下を取る!

 阪神鳥谷敬内野手(29)が5日、ロッテ井口資仁内野手(36)らと合同自主トレを行うため、沖縄に入る。この日は大阪・豊中市内のホテルでトークショーに参加。わずか1ゲーム差でV逸した悔しさを胸に、シーズン3位から日本一まではい上がったロッテ戦士から下克上の極意を教わる。

 雲1つない沖縄の青空の下、7年連続となる井口教室。今年は、鳥谷にはどうしても聞いておきたい話がある。打撃技術?

 堅守の極意?

 走塁術?

 それ以上に知りたいこと、それが下克上の秘訣(ひけつ)だ。

 鳥谷

 井口さんとは一緒にやっている時間、空間を毎年味わいに行っている。去年(ロッテが)日本一になった。シーズンの3位から上がっていった話とかを聞けたらと思っています。

 年が明けても、あの悔しさだけは忘れられない。昨季は中日に1ゲーム差及ばずの2位。クライマックスシリーズ第1ステージでは巨人相手に甲子園で2連敗した。「あと1歩」が遠かった10年を終え、11年はとにかく優勝にこだわる。そこで何より手にしたいのが勝利のエキスなのだ。

 井口はダイエーで日本一を勝ち取り、05年にはホワイトソックスのレギュラーとして世界一にも輝いた。日本人で初めて日本シリーズ、ワールドシリーズの両方を制覇した男だ。昨季はレギュラーシーズン3位のロッテを日本一にまで導き、優勝請負人の側面を持つ。勝利を知る男だから、聞きたいことは山ほどある。

 鳥谷

 ロッテの選手は一緒に(合同トレを)やるメンバーも多い。雰囲気、話を聞けたらいいなと思う。

 5日に沖縄入り。名護市内で行う合同トレには的場、秋親などのロッテ戦士も毎年参加する。勉強相手には事欠かない。メンバー全員でメニューを考え、汗を流す。さらに練習が終われば、勝利のエキスを吸収するつもりだ。

 鳥谷

 数字より優勝。それが1番です。優勝した上で自分がどれだけ貢献できるか。ずっと(優勝)していないし、優勝を1番に考えて、その中で自分に何ができるか、です。

 前回セ界制覇を果たしたのは05年。まだプロ2年目のシーズンだった。

 鳥谷

 今もジョー(城島)さん、新井さん、金本さん、桧山さんにも引っ張ってもらってやっている。ただ(自分も)中心としてやっている。そういう意味で05年とはだいぶ違うと思う。どういうふうに感じるのか味わってみたい。

 選手会長として、V奪回のためなら、何でもする覚悟がある。【佐井陽介】

 [2011年1月5日11時42分

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