佑ちゃんに学ぶ!?

 日本ハム田中賢介内野手(29)が6日、沖縄・宮古島で、吉川、中島との合同自主トレをスタートした。選手会長としてファンの前であいさつすることも多い立場だが、神宮球場でのマイクパフォーマンスが流行語大賞特別賞を受賞した、ドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)の“話術”を絶賛。チームメートとなる注目ルーキーのトークを、機会があれば盗むつもりでいる。

 選手会長に就任当初は悩んだ経験もあるだけに、大学生ながら「持っている…仲間です」と名言を残した姿には衝撃を受けた。「(話が)すごくうまいですよね。まだ若いのに。場数も違うんだろうけど、すごい。頭がいいんでしょうね」。この日から始まった自主トレでは、同じ内野手の後輩中島に指導する場面も目立ったが、トークに関してはすっかり新人に脱帽していた。

 野手と投手で立場は違うが「(北海道を)盛り上げてくれたらいい。たくさん見に来てくれたら、選手のテンションも上がりますから」。首位打者取りを目標に掲げる今季は、打撃フォームやバットにも微調整を加える方針で、自主トレで早速取り組み中。野球もトークも、さらなる高みを目指していく。【本間翼】

 [2011年1月7日11時26分

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