広島梵英心内野手(30)がカープ伝説の選手に挑戦する。6日、マツダスタジアムで自主トレを行い、昨季達成できなかった全試合フルイニング出場に意欲満々。広島の生え抜き遊撃手では86年の高橋慶彦(現ロッテ2軍監督)、94年の野村謙二郎(現広島監督)以来、球団史上3人目の快挙を目指す。

 マツダスタジアムで自主トレを行った梵は、目をぎらつかせていた。

 「やっている以上はずっと試合に出たいし、ポジションは1イニングでも(他の選手に)渡したくない。(常時)出ないといけないと思っています。それだけの責任もありますから」。

 梵は「昨季よりひとつでもいい成績」を意識する。全試合フルイニング出場は大きな目標のひとつだ。昨季の達成者は両リーグでも、阪神新井、巨人坂本、西武栗山、ロッテ西岡の4人だけ。広島では衣笠や金本(現阪神)らが達成しているが、生え抜きの遊撃手では86年の高橋慶彦、94年の野村監督に次ぐ球団史上3人目の快挙となる。カープの歴史の中でも伝説的な選手に並ぶ。

 昨季、自己初の全試合出場を果たし、打率3割もマーク。盗塁王を獲得しゴールデングラブ賞も受賞して、リーグを代表する遊撃手に成長した。シーズン始めの3試合で途中交代しており、全試合フルイニング出場はならなかったが、124試合連続フルイニング出場を継続してシーズンを終えた。

 オフは「今までの(練習の)継続とリハビリ」をテーマに、体を休めながらも球場に日参して自主トレに励んだ。年末年始は東京都内の施設でトレーニングをこなし、正月も走り込みを欠かさないなどほぼ無休で体を動かしてきた。「年末まではきつめのしっかりしたトレーニングができた。リセットできたので疲れもありません」と手応えをつかんだ。

 年俸も3000万円から7500万円(推定)に大幅アップ。一流選手の目安となる1億円も視野に入れる。

 「(1億円は)ひとつのモチベーションにはなる。ひとつでも多く勝って、その中で自分のパフォーマンスをしたい」。

 2011年の梵は、さらにレベルアップしてカープのレジェンド(伝説)に挑む。【高垣誠】

 [2011年1月7日10時57分

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