ソフトバンク王貞治球団会長(70)が、後輩の佑ちゃんにエールを送った。12日、都内のホテルで行われた早実野球部のOB会に出席。日本ハムのドラフト1位・斎藤佑と対面。「大変だと思うが、これは宿命。(プロ野球界に)斎藤佑樹というページを残してほしい」と、成功を願いつつ、同一リーグのライバルとなるだけに意識は十分。「お互いに力を出し合えば、試合も盛り上がる。それが彼のためにもなる」と、親心で“洗礼”を浴びせる腹づもりだ。

 この日は式の途中であいさつをかわした。07年の対面時よりは「体も大きくなっているね。抜かれたね」と、成長した姿に目を奪われた。スターが年々、少なくなっていくプロ野球界に現れた新星に対し「華があるわけだから、さらに大きくしてほしい。プロのレベルは違うし、大変だけれども乗り切れる男。男らしく、たくましくやってほしい」と切望していた。

 [2011年1月13日8時32分

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